深海熱水孔を利用した水素製造

現在、地球温暖防止のため、化石燃料から水素への転換が叫ばれている。

一方、プラスチック廃棄物が海に流出し、海洋汚染の原因の一つになっている。

このプラスチック廃棄物を原料として水素は発生させれば、一石二鳥で問題を解決できる。

プラスチック廃棄物は高温、高圧水内で水素と炭酸ガスに分解される。ただ、高温、高圧に耐える容器は高額であり、かつ発生した水素と炭酸ガスの分離採取も容易でない。

この問題の解決となるのが、日本領海でも発見されている深海熱水孔である。

ここからは高温の水が噴出し、深海のため高圧である。すなわち、なんの手を加えずとも、高温、高圧の状態にある。深海熱水孔からの熱水にプラスチック廃棄物を投入すると、水素と炭酸ガスが発生するが、比重の違いで、水素は海中を上昇し、海面で採集できる。一方、炭酸ガスは深海に留まり、大気に放出することはない。

 

以上の説明を添付PDFに記すので、興味のある方は閲覧ください。

 

T.S

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